夏は暑くて外出が億劫ですので家で本を読んだり映画を見たりしています。
元々バンドマンなのでインドア派ですよ。
釣りも9割以上夜釣りだし、下関に帰ってきて暇だったので海に山に、結構遊べるからやってやろうというだけです。
で、夏場はオフにしています。
そういうときに本を読んだりして知識を仕入れたり、どこにも出かけず秋冬に備えてお金を貯めておくってのがいいのではないでしょうか?
それがオレのルーチンです。
ということで今回はハンティングやアウトドアに関するオススメ書籍等です。
まずはオレの作業部屋全体。
オッサンは自分の空間が必要です。
本の置き場やら、作業スペース。
もっと本あるんだけど捨てまくったのとリビングにも壁いっぱい棚があるからな。
来年にはこれらは別の不動産に移転予定です。
前住んでた、母ちゃんからもらった長屋をオレの書斎、遊び部屋、倉庫にする予定です。
今は電気、水道料金の基本料金がもったいないので放置しています。
さ、本題の通りに行きましょうか。
狩猟関係のおススメの本ということでまずはコレ。
「山賊ダイアリー」
狩猟をしない人でも読めるし、狩猟や山をやる人でもサバイバル的なところは参考になります。
狩猟の初心者にはなおさら勧めたい本です。
暑苦しくなく普通に何度も読み返せる感じ。
狩猟はグロテスクな面もあるのですが、マンガにするとそういうのもないし。
射撃場とかにも置いてあったりするので結構そのへんの猟師のじいさんとかでも読んでたりしますw
これはオレのバイブル。
もう20年以上何度も読んでいる愛読書です。
SASサバイバルマニュアル。
海山でこういう時はどうしたらいいのだろうか?っていうときにこの本の中の挿絵が頭の中に浮かんで来たらしめたものです。
それはたいていうまくいくのですよ!
会社とかでも靴下忘れたときにロシアンソクッス即席で作ったりしたりねw
キャンプでも枝から歯ブラシ作ったりします。
ハンターやブッシュクラフターとしての視点でまた見直してみないとですね。
とにかくあらゆるアウトドアの基礎がここにあります。
サバイバルというテーマですが、アウトドアの、人生の土台となる1冊、まさにバイブルといっていい本です。
ていうかリンク貼ってから気付いたのですが、22年前、中学生のオレが発売と同時に買ってますね。。。
どういう中学生だったんだ。。。
- 作者: バリーデイヴィス,Barry Davies,飯塚孝一
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 1997/06/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 10回
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この真ん中の「狩猟の教科書」もオススメ、というか持っておくべき。
狩猟免許の講習や射撃教習なんかはそこまで詳しく教えてくれるわけじゃないからね。
どうしてもこういう本が必要になります。
特に狩猟の教科書はかなりの厚さ、内容、全頁カラーでお値段にふさわしい出来だとおもう。
内容もしっかりしているがイラストや写真も適切に用いられてて見ていて楽しい。
狩猟関係、ネットでいろいろ情報を仕入れる人が多い昨今ですが、こういうものも本棚に置いておくといいです。
昨年末第2版出してるのですね、おめでとうございます。
基本的には何版、何刷、何訂と刷っている本には良書が多いのでそういう目で見てみるといいと思います。
あとは各種ムック、雑誌なんかがいいでしょうね~
自分に合った内容をチョイスしていくといいです。
例えばフィールダー。
この号は服部文祥さんが出てたのと、野営の基本ということで買ってみた。
何度か見返すぐらい良い内容でした。
このへんは自分好みのテーマが記事になってるかどうかで買う、買わないを判断されるといいと思います。
あとこの号はカメ五郎のDVDついてた。
山に獲物獲り行こうとしてたら滑落死したイタチかテンかソッコーで見つけて食ってたw
あと「狩猟生活」とかね。
この号はグラビアがきれいそうなので買った。
鳥猟をテーマにしてるものもあまり多くないしね。
鳥猟師からしたら素晴らしい表紙じゃない?
内容的には、、、オレもっと獲れてるし!
でもまぁ、こういうの見るとほんとオレって恵まれてるなぁって思うこともしばしば。
だって下関(山口)は全国的に見ても堤多いし、だれも鳥なんかやってないからやりたい放題だし(去年は若干居たようですが)。
狩猟読本(狩猟免許のときの本ね)は猟期前にまた何度か流し読みしておきましょう。
まずはルールを守ることが大前提ですからね。
しかしコレが公式なテキストとか、その辺で売ってそうなデザインの本になったな~
補助的に買った本。
「山岳地形と読図」。
単独猟で大きい山に入ることも多いのでこういう知識があると助かる。
とくに等高線に現れない地形とかの推測とか。
まぁなんだかんだで山に入るのは狩猟のときだからあまり激しいことはできないんだけど、スマホアプリ見て、なんだこりゃ?って思ったときにこういう地図と実際のフィールドには相違があるよって前提でみていくといいです。
山岳地形と読図 (ヤマケイ・テクニカルブック 登山技術全書)
- 作者: 平塚晶人
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 32回
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ここからは番外編。
アウトドアブランド、代理店とかのカタログ。
UPI(アンプラージュ)とかブッシュクラフトとか。
なんかこういうのってワクワクするよね~
ちなみにブッシュクラフトのカタログ、すぐ品切れを起こすので見つけたらソッコーでさらっていくといいですw
時間かけて自分たちで写真撮ってるんだってね~
このカタログはかなり古いしURL貼っておくのでWEBカタログでも見てください。
アンプラージュインターナショナル
(ちなみにモーラナイフの正規輸入代理店だったかな?)
一昔前までボッタクリ価格でクソ高かったという評価だったモーラナイフだったんだけど、たぶんココがちゃんとした輸入を始めてそれなりの値段で手に入るようになった、と思う。
bushcraftは見てるだけでも楽しいよ。
モノ自体も良くテストされてよく考えられてると思う。
予算がある人、ストイックなアウトドアやりたい人向け。
https://www.xn--pckp9aw8dc1i7a.jp/
さらに番外、「洞窟ばか」。
洞窟ってきれいだよね~
って、これは著者の撮影ノウハウだからねw
照明機材をどこにどのように配置すればっていう。
そもそも暗黒だから、それに機材何日もかけて運搬してるから。
コレ相当大変だよ?
とエアコン効いた部屋から「はえ〜キレイやな〜」程度の薄口な感想しか述べられない者が言っています。
で、著者自体のコンセプトがしっかりしてる。
「前人未踏」をやりたい→山はどこも登ってる人いる、宇宙深海→国家レベルじゃん?→洞窟ならいける!
論理的でシンプルでしょう?
そこから苦難と試行錯誤が始まる、なんこでこんなことしてるんだろ。。。的な、アウトドアあるあるですね。
内容的にはサバイバルにもつながる、しかも真っ暗、狭い、暑い、寒い、湿度すごい、往復何日もかかる、ロープワーク、登る、降りる、山と違ってモノが捨てられない、たとえば排泄物なんかも栄養のない洞窟の環境を壊してしまう、なので、、、というサバイバル、登山とかの内容にプラス洞窟独特の縛りや難しいところがあります。
テレビにも出てる人だよね~
内容は圧巻ながらも面白くてさらっと読めます。
で、少し読図の話とつながるんだけど、こういうことですね。
石灰岩のところでこういう地形を探すと洞窟があるわけですね。
最後に「銃・病原菌・鉄」。
上だけでも十分です。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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パプワニューギニアには今でも原始的な生活を続けている部族がいます。
他にもこの世界でいうとアマゾンの奥地とか未だに新しい部族が発見されたり、アンタッチャブルですがインドの北センチネル島なんかもそうですよね。
で、本の趣旨はそういうことではなくて、なぜ西洋文化が優位でこういう部族は未だにそういう生活を続けているのか?的なことです。
一方で著者のフィールドワークからそう言った部族の人たちの「知恵」が垣間見えます。
例えば食べられる野草とそうでない野草の区別なんか瞬時に、正確にできるわけで、我々ほぼそういう能力ないっすよね?
で、著者は本来鳥類学者なんだけど、やっぱ現代人がそういう世界に行くと学者さんですら無知すぎて現地の人からバカにされるとか〜そういう話もある。
でも身近な話でも多分縄文時代以前の日本人ならそういう知識あったと思う、当時の人たちは1万を超える植物の中から、100種類程度の食べられる種を正確に持ち帰ったとか遺跡の証拠とか。
栽培やら農耕始めてからだいぶそういう知識が失われていったんでしょう。
そんなことが色々と書いてあります。
で、前回記事や動画でもちょっと触れてますが、彼らが日常生活で最も恐れることは何でしょうか?
答えは転倒、転落です。
コレは古今東西、アウトドアマンとして正しい考え方だと思います。
これは本書にはなくてジャレドダイヤモンド氏のインタビューにあったかな?
と、まぁ自分が出不精になる時期にいろいろ本を読んで、本と本が、本とフィールドが自分の中で少しでもつながると面白いですね。
前回記事の狩猟における装備、道具編の記事、動画も参照ください。